SVG ARTISTA( SVG アーティスト)とは
SVG Artistaは、SVG形式の画像に対して、「線(stroke)」や「塗り(fill)」のアニメーションをCSSコードで付けられる無料のWebツールです。
SVGのパスなどの要素を読み込んで、描くような線の動きや色が塗られていくような動きアニメーション付きの CSS/SVG コードとして取得できます。
参考イメージ

使い方
基本的な機能(SVG のペースト/読み込み、設定、プレビュー、コード取得)は、アカウント登録やログインなしで使えるようです。

①SVGを用意する
アニメーションさせたいSVGファイルを用意。
SVGはIllustratorなどで作ったものやフリー素材などでも可。
パスや図形要素がしっかり分かれているとGood!
②SVGを貼り付けまたは読み込む
ツール内の「OPEN SVG」または「PASTE MARKUP」からSVGを貼り付けます。
・画像から読み込む場合は、「OPEN SVG」
・コードから読み込む場合は「PASTE MARKUP」
③アニメーション設定をする
Stroke Animation(線を描くような動き):
動く速さ(duration)、始まるタイミングの遅れ(delay)、要素ごとの順序(stagger),イージング(movement curve)などを設定
Fill Animation(塗りが現れる動き):
線が描かれた後に塗りが入るようにしたいか、どのくらいの時間をかけて塗るかなどを設定
背景色(background color)や全体のアニメーション種類(例えば transition animation)なども設定可能です。
④プレビューで動きを確認
設定した内容が実際どんな見え方になるか、ブラウザ上で動きをチェックします。
変更を加えるとプレビューが更新されるので、「PLAY」で再生し、納得いくまで調整できます。
⑤コードを取得
アニメーションが決まったら、「GET CODE」ボタンからSVG+CSSのコードを取得します。
コピーしたコードを、自分のHTMLやCSSファイルに貼り付け完了です!
活用例
- Webサイトのロゴやタイトルに演出を付けたいとき
- SVGアイコンなどに目を引くアクセントをつけたいとき
- ヒーローセクションなど、訪問者の第一印象を強めたい場所での背景に使いたいとき
- CSSの学習やアニメーションの練習として「どの設定がどんな動きになるか」を試したいとき
注意点
※元のSVGが複雑すぎたり、パスがきれいにまとまっていないとアニメーション対象の要素を設定しにくいことがあります。パスのIDやclassが整理されていることも望ましいです
※古いブラウザや一部環境でサポートが弱いことがあります。各ブラウザでの動作確認は必須
※使う素材(SVGの元パーツ)が他人の著作物である場合はその利用条件を守る必要があります